「心と体」のアンチエイジング

南波龍動が健康と生き方を考える

北海道地震の教訓

6日に発生した北海道地震は、今なお行方不明者の捜索がつづけられている。
震源地に近い町では、避難を余儀なくされている人も多い。


僕の住む札幌市ではJRや地下鉄が再開したとはいえ、
札幌駅から徒歩5分くらいにあるコンビニが、
今日からようやく開くという状況だ。


そんな中で、地場企業が運営するコンビニのセーコーマートは、
発生の6日から電気のともらない暗い店でオープンし、
水や食料などを買い求める人々に感謝されていた。
日ごろの非常事態に備えていることが、うかがえた。


9日の今朝も、市内のスーパーはどこも、開店時間には
買い物客が長い列を作っていた。
生鮮食料品はまだ置かれてないとはいえ、
果物や野菜などが十分ではなくても並び、
なんとか買い物を終えた人たちの顔には、安堵の表情が浮かんでいた。


電気や水道などのインフラがストップすると、
なにを買うのでも、現金が必要だ。
コンビニなどでもレジが使えないので、現金に限るというのも
僕にとって教訓になった。
つまり、地震などの突発の災害が起きたときには、
現金をもっていないと、カップラーメン一つも買えないのだ。


現代はキャッシュレス時代と言われれるが、
非常事態には現金がないと、生きてはいけないことが身に染みてわかった。


地震や非常事態の災害は、いつ起きるかわからない。
自宅に懐中電灯やロウソクといった必要最小限度の準備のほかに、
常に現金をもっているべきだ。


そして、不幸中の幸いだが、北海道でこれが真冬だったらと思うと、背筋が凍る。
電気が止まれば、暖房が止まる。
雪が降り積もり、氷点下の中で、インフラが止まれば、
もっと被害が拡大することは、まちがいないだろう。



地震発生後、携帯やスマホも、電波の関係でつながりにくくなった。
とくに、ひとり暮しの人は電気や水道が止まった中で、孤独な時間を過ごすことになる。


だから、肉親はもちろんだが、ふだんから仲の良い知り合いや友人を作っておくことの大事さを痛感した。
近所の人や趣味の仲間、飲み屋での知り合いでも、なんでもいいけれど、
親しい人を作っておくことが、サバイバルに役に立つと思う。


田舎のような人間関係の濃密なところでは、自然と地域の付き合いがあるからいいけれど、
都会でこそ、よい人間関係を作っておくことが
自分を守り、他人を守ることにつながると思う。


地震源に近い町では、まだまだ大変な状況だろうけど、
一刻も早い復旧を願うばかりだ。

https://nanba-ryudou.jimdofree.com/

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