人間の魅力の根源
魅力のある人は、黙っていても人が寄ってくる。
人を引き付ける力がある。
例えていうと、磁石のようなものだ。
話しやすい、笑顔を絶やさない、聞き上手・・
好かれる人間の条件は、いろいろあるだろう。
でも、人間の魅力の根本的な部分は、人間性じゃないだろうか。
孤独な時間に、どうやって精神的な豊かさを培ったか。
そこで、魅力に差がつくのではないか。
だから、いま孤独にさいなまれているとしても、心配ない。
孤独の中で、自分というものを真剣に考え、
愛や幸せ、苦しみの本質をじっくり考えたときに、
ひと回りもふた回りも人間的に大きくなっていることに気づくだろう。
そして、他人から見ると、精神的に深い人間と感じられ、
魅力につながっていることに気づく。
孤独にさいなまれて、心が冷え冷えしているとき、
自分ひとりじゃないことをしっかりと胸に刻むことだ。
同じような孤独な人がこの世にたくさんいて、
それを宇宙や天、神が温かく見守ってくれている。
目に見えないけれど、応援してくれている存在がいるのだ。
孤独は人を鍛え、魅力ある人間にさせてくれるありがたいものだ。
努力にも工夫を
目標に向かって努力をするとき、あまり張り切りすぎないほうが、
いいらしい。
苦痛をともなう根性の努力は、かえってマイナス効果になるから。
根性は聞こえはいいけど、自分を見失いがちだし、
回りの大事なことを忘れてしまいがちだ。
自分の目標にばかり気がとられて、
家族や友人、知人をないがしろにするのは本末転倒といえる。
同じ努力でも、楽しくて思わず没頭してしまうことが、より自然だね。
楽しくて、没頭してしまうと、
努力という概念がなくなってしまう。
仕事が趣味になるというのは、そういうことを指すんだろうね。
根性の努力は肩に力が入り、視野がせまくなりがちだ。
もし、思うように成果が上がらなかったら、イライラばかりが募ってくるだろう。
だから、自然体で、心に余裕をもって、ゲーム感覚で目標に取り組むほうがいい。
どんなことにでも、楽しむという習慣がつくと、人生が明るく見えてくる。
そう、失敗さえも、逆境さえも楽しむことができる心境になれば、
人生の達人になれる。
僕もそんな人になりたい。
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身近なところから着実に
著名な実業家の斎藤一人さんが、こんなことをおっしゃっている。
「強運になるためには、身近かな手の届くところから一つひとつやっていくこと。
あまりに高いところを一気に目指すから、失敗する」
とくに人生の逆境にある人は、今の暮らしから抜け出そうとして、
一気にお金持ちになろうとする人もいるだろう。
でも、目標をあまりに高いところに置くと、いろいろなところで無理をすることになる。心は浮ついて、目が血走り、心に余裕なくなりがちだ。
30代で会社を作ったときの僕がそうだった。
仕事のことで頭がいっぱいで、気が張り詰め、
家族への心配りもなかった。
砂を噛むような気持ちで、果たしていいのだろうかと、
我が身をしみじみと振り返ったのは、ずいぶんと後だった。
やはり、何事も一歩、一歩なのだ。
手の届くところ、足の届くところから始めて、
進歩しているという実感を味わいながら、歩んでいくべきなのだ。
そういう確かな歩みが、強運を招いていくんだろうね。
しっかりと足を地につけ、深い呼吸をしながら、
一つひとつの小さなことをこなしていくことが、大事なんだね。
例えば、身ぎれいにする、掃除をするというのも、その一つかもしれない。
面倒な帳簿づけを、なんとか工夫して自分でやるのも、そうかもしれない。
若いとき、一気に成功を目指していた僕は、反省することしきりだ。
でも、宝くじには、当たってみたいと思っているんだ(笑)。
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柔軟な心で
人は、自分の考えや、やり方が正しいと思い込みがちだ。
自分への自信は大事だが、度を超すと物事の本質を見誤る。
自分は絶対に正しいという思いが強くなるほど、
他人に対して批判的になる。
そうすると、思考が狭くなり、柔軟性を失ってしまう。
頭が固くなり、いろいろな角度から考えることができなくなる。
「清濁併せ呑む」という言葉がある。
善人でも悪人でも、すべて受け入れる度量の大きさを言い表している。
自分だけの狭い考えや、小さな物差しで判断するのではなく、
広い心で人に接したり、物事を考えることだ。
すると、人生が生きやすくなる。
なるべく、そうするよう僕も心掛けている。
仕事と遊び
たくさん仕事をしたら、いっぱい遊ぼう。
それで、バランスがとれる。
仕事も遊びの一部と思えるようになったら、
人生の達人だ。
遊び感覚で、仕事ができるなんて最高だ。
でも、勤め人をやって、この境地になるのは、
とてつもなく難しいだろう。
そこで、自由業や自営業を目指すわけだが、
これはこれで大変なこともある。
でも、少なくとも、勤め人より精神の自由と豊かさが得られる。
大きな宇宙の観点から見れば、この世に生まれてきたのは、
楽しむため、遊ぶため、といえるかもしれない。
「人生は冥土までの暇つぶし」
これは、作家で僧侶の今東光氏が残した言葉だが、
本質を言い表している。
人生というのは、死ぬまでの暇つぶし。
人生はゲームなんだね。
勝つときもあれば、負けるときもある。
それを楽しめばいい。
いずれ死ぬときがやってくるから、
笑いながら、好きなことをやってもいいんだよと、
僕は解釈してる。
苦しいときほど笑顔が大事
仕事でも人間関係でも、順調にいっているときは、
自然に笑顔になるものだ。
でも、ひとたび困難な問題に直面すると、
笑顔がなくなり、眉間にシワが寄って表情が険しくなる。
気持もイライラして、せっかちになったり、
ささいなことに腹を立てたり、
あげくの果てに、人に八つ当たりをしたり・・
これは、心に余裕がなくなっているからだ。
自分は気が付いていないだろうが、
体に余計な力が入ってコチコチになっている。
こんなことでは、何をやってもうまくいかないだろう。
自分を取り巻く状況は、悪化するばかりだ。
そんなときは、ひとまず深呼吸をしよう。
外に出て、青空を見上げてみよう。
環境が厳しくなればなるほど、作り笑いでもいいから、笑顔になろう。
すると、だんだんに自然に笑みが出てくるはずだ。
そして、どんな小さなことにでも、感謝してみよう。
ユーモアや感謝を感じることで、
魂が元気になっていく。
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強い心を持とう
生きていれば、困難や試練にぶち当たることがある。
苦労をしないで楽な道を行きたいと思っても、
どういうわけか、次から次へと試練が待ち受ける場合もある。
どうして自分は、苦労ばかりするのだろう。
どうして自分に、辛いことが降りかかるのだろう。
そう落ち込むことも多いかもしれない。
でも、そんなことに負けちゃ、ダメだ。
試練に立ち向かう、強い心を常に持たなければならない。
不幸や敗北に屈しない強い気持を持つようにしよう。
神や天が自分に与えた試練と思って、
必ず道は開けると信じて努力することだ。
困難なときこそ、自分の力を試すという決意なくして、
本当の自分の人生を生き抜くことは難しいと思う。
強い心を持って、生きよう。
そう自分に言い聞かせている。
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