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春は、北国に住む僕たちにとっては、あこがれの季節です。
長く雪に閉ざされた冬から、ようやく解放される安堵感みたいなものが心の中にわいてきます。
雪が溶けて、大地に草木が芽を出し、緑になっていく様子を見ると、うれしくなってしまいます。雪に埋もれていた田畑に、何か命が吹き込まれたような気がするからです。
そして、春は新しいことを始めるのに、一番よい季節でもあります。進学、就職と、人生の節目に当たるのが春ですから。こう書くと、春夏秋冬の中で、春が一番よいと決めつけているように聞こえますね。
僕は花粉症がないので、その辛さはよく分かりませんが、中には春は鼻炎がひどくなるので嫌い、という人もいるかもしれません。
春が好きな人、嫌いな人・・。
人それぞれでしょうけど、人はみな違っているからこそ、モノの見方も、価値観も違っていて、勉強になることもたくさんあります。
他人を理解することは、なかなか難しいことですけど、思いやりをもって接すると、相手のことが少しでも分かってくるような気がします。
先ほどの例でいうと、花粉症のない人に、花粉症の辛さはなかなか理解できないものです。僕もそうですけど、他人のことを分かってあげるには、ちょっとした努力や思いやりが必要なのかもしれませんね。
思いやりというスパイスがあると、人間関係がうまくいくような気がします。