中国の竹のように生きる
中国の竹は、種をまいても3年間は、まったく変化を見せないそうです。
でも、3年後、地上に少し芽を出すと同時に、その竹はあっという間に、
20メートル以上も伸びるという話を聞いたことがあります。
この話を聞いて、「石の上にも3年」という格言を連想します。
中には、変化の激しい現代なので、5年という人もいますが・・
中国の竹も、「石の上にも3年」も、成長するには基礎が大事ということを教えてくれます。
建物もそうですが、基礎がしっかりしないと、後々傾いたりして、
長持ちしません。
地震のときには、地盤や基礎が弱いと、倒壊する危険性もあります。
何事もそうですが、基礎作りには忍耐がいります。
まだ、できていない理想の姿を思い描いて、
コツコツと地味な作業をするのは、根気がいります。
成長は、直線を描いて伸びるものでは、ないようです。
中国の竹のように、ある一定期間は何の変化も見られないかもしれません。
ここで、あきらめたり、腐ってヤル気を失えば、
目的を達成することはできません。
でも、我慢して取り組み続けることができれば、
ある日、グンと成長して、日の目を見ることができるでしょう。
この現象は、勉学でも武術でも、同じようなことが起きると思います。
強く、しなやかな自然の草木を見習って、生きたいですね。