人生に失敗はない
生きていると、失敗したなと思うことが多々あります。
そのときは、後悔の念で胸をかきむしりたくなることもありますよね。
でも、後でよくよく考えてみると、そのとき失敗してよかったと思えることが
よくあります。
失敗のように見えて、実はその人にとって、最良の選択肢だったことに気づく
ことがよくあるものです。
これは、「天の配剤」としか考えられないような不思議なことです。
東洋の思想に、太極図というのがあります。
太極拳を知っている方なら、すぐに分かると思いますが、
白と黒がからみあったような図です。
この世のすべてのものが、陰と陽でできているという考え方です。
光と影、ポジティブとネガティブという相反する二つの要素でできているという考えですね。
昔から「失敗は成功のもと」と言われるのは、失敗と見える中に、
成功の元があるからでしょう。
世の中で、実業家であれ、研究者であれ、芸術家であれ、
華々しい成果や実績を上げて、スポットを浴びている人たちは、
みな過去に数多くの失敗をしているといいます。
凡人とちがうのは、その失敗を成功に変換する忍耐力、情熱、パワーがあることだと私は思います。
成功するまで努力を惜しまず、あきらめない強い心を持っていたのでしょう。
失敗をすればするほど、成功が近づいてきた、くらいに思う、
心の余裕をもっていたほうがいいのでしょうね。
困難に直面すればするほど、ファイトが湧き出る人間でありたいと思います。