「心と体」のアンチエイジング

南波龍動が健康と生き方を考える

災害で所有について思うこと

地震や台風などが全国を襲い、
いまだに避難生活や、自宅に住めないことを余儀なくされている方々も多い。
苦難を強いられているその心情は、察するに余りある。


自然の猛威はすさまじく、到底、人間が太刀打ちできるものではないことを
思い知らされる。


とくに、住宅の被害は深刻だ。
住む場所を奪われることは、住む人にとって死活問題になる。


地震津波、台風で戸建住宅が破壊された場合、
保険の関係もあるだろうが、自分で負担しなければならないなど、
資金的にも困窮することが多いという。


今回の北海道の地震を体験して、
いかに身軽なのがいいかを痛感した。


自宅を所有していて、もし、壊れてしまえば、
その修理に当然、お金がかかる。


もし、工場や牧場などを営む自営業者だと、
その被害額はもっと膨らむことになる。


その場に定住することのリスクは、
所有する土地が地球の上に存在する以上、ついてまわるものと、
あきらめるしかないような気になる。

 

休みなく、ものすごいスピードで太陽の回りをグルグル回っている地球の上に、
土地を所有していても、100パーセント安全という保障はないのかもしれない。



いつ、なんどき、どんな天変地異が起きないとも限らない。
大きな地震が起きて、夜中に真っ暗い中で、避難しなければならないとしたら、
常に持っていくモノを常日ごろから想定し、
身の回りに置いておかなければならない。


しかも、緊急を要するとすれば、
手で持っていける荷物にも、限りがある。
自宅を所有していれば、なかなか離れられない愛着心も、よくわかる。


これが、賃貸で借りている家だとしたら、
ずっと気が楽になるだろう。


こう考えると、人間は身軽な方がいいのではないかと思えてくる。
何か災害が起きれば、安全な場所に素早く移動する。
そこで、なんとか暮らしていく手立てを見つけて生きていく。


海外の難民の様子が、ニュースが報道される。
紛争のない日本では、なかなかピンとこないが、
きっと現地の人々は毎日が災害の中にいるような、生死をかけた暮らしをしているのではないか、と予想する。


人の生死にかかわる災害が起きるたびに、そうしたことが今後起こらないようにと、
人智をこえた宇宙や大自然、神に祈るしかない。
どんなに科学が発達しても、人間の力には限りがあることを痛感する。

https://nanba-ryudou.jimdofree.com/


ハッピー日記ランキング