「心と体」のアンチエイジング

南波龍動が健康と生き方を考える

子どもの一番の栄養は愛

何らかの事情で、親と暮らすことのできない子どもを育てる里親制度の
テレビ番組を見て、愛について考えさせられた。


乳吞児から学生までの子どもたちが、里親制度によって暮らしている。
里親になった夫婦が、血のつながらない他人の子どもを育てている。
里親だから養子縁組とはちがい、やがて里親のもとを去ることになる。


子どもたちに一番必要なのは、愛情だ。
一番多感な時期に、実の親から愛情を受けられない子どもたちは、
とても可愛そうだ。


それでも、愛情深い親戚や周りの人から、愛情をたくさん受ければ、
その子どもは愛情深い人間になるだろう。


本当の愛を知らないで育った子どもは、大人になってから苦労する。
人を心から愛することができないし、愛する表現の仕方が分からない。


人を愛するには、まず自分を愛することができなければならない。
自分を愛せないと、他の人に愛を分け与えられないからだ。


どうして自分だけ、親といっしょに暮らせないのか。
自分は、親に見捨てられたのではないか。
自分が悪いから、親のもとにいられないのではないか。


こんなふうに自分を被害者的に扱うと、自分を好きになるどころか、
自分のことを嫌いになってしまうかもしれない。
こうなると、その子どもが愛情深い人間になることは難しくなる。


親といっしょに暮らせたとしても、
その親が愛情に欠けていた人間の場合は、どうなるか。


その子は愛情を知らないで、育つことになるかもしれない。
大人になってから、本当の愛情を教えてくれなかった親を
うらむことになるだろう。


愛は、子どもたちにとって、生きるための必要不可欠なミルク。
なくてはならない栄養素だ。


実の親からであろうと、他人からであろうと、
愛をたくさん注いでもらった子どもは、
大人になって他の人に愛をふりまくことのできる人間になる。
愛のあふれる社会になれば、いいと思う。

https://nanba-ryudou.jimdofree.com/

">
ハッピー日記ランキング