「心と体」のアンチエイジング

南波龍動が健康と生き方を考える

山あいの温泉で英気を養う

昨日の祝日「山の日」に、札幌近郊の温泉に行ってきた。
札幌から定山渓温泉に行く手前にある、小金湯温泉である。


山あいにある、知る人ぞ知る名湯だ。
入口に樹齢700年の桂の大木があり、その根元のところに、
「お不動さん」こと不動明王の石像がある。
その裏側には、水の神さまである龍神を祀る小さな神社もある。


これだけで、普通の温泉とは違うことがうかがえるのだが、
温泉の効能がとてもよい。


このところずっと根をつめて仕事をしてたので、
日帰りではあったが、久しぶりに体を休めようと
一人で訪れたのだった。


温泉は昔から、「湯治」という言葉があるように、
体を治す働きもある。
万病は冷えが原因というから、暑い夏でも温泉は体にいい。


露天風呂で緑の山々の景色をながめ、
小鳥のさえずりやセミの声に包まれながら、
のんびり温泉につかるのは至福の時だ。


その昔、戦国時代の武将や武士たちも、
戦いで負った傷を治したり、疲れを取るために、
ひっそりと山間の温泉に浸かったといわれる。


そして、敵との戦いに勝つよう、不動明王などの勇ましい神々に
必勝祈願した有名な武将もいる。


今は戦(いくさ)はないが、それでも複雑な現代社会では
戦いが続いているともいえる。


会社でのリストラ、学校や職場でのいじめ、下請けへの値引き要求、
過酷なノルマなど、挙げればキリがない戦いが繰り広げられている。
その中で、苦しみ、悩んでいる人も多いだろう。


そういうときは、山に出掛けて大自然の中に身を置き、
温泉に浸かって自分の体をいたわろう。
そして、明日への英気を養って、また厳しい世の中に立ち向かっていこう。
そう、自分にも言い聞かせている。

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