「心と体」のアンチエイジング

南波龍動が健康と生き方を考える

人間は「忘れる」から生きていける

高校生のとき、歴史の年号を覚えるのに、
「鳴くよ うぐいす 平安京」などと
記憶するのに苦労したことを思い出した。


僕は学校でも、記憶する科目は苦手で、
かなりてこずった(笑)。


だから今でも、ちゃんとメモをとることを心掛けている。
記憶力の良い人が、うらやましい。


でも、ハタと気がついた。
記憶力に優れていないおかげで、人生のつらいこと、苦しいことの記憶が
薄まっていることに・・


「時間が解決してくれる」という言葉あるけれど、
記憶力が関係しているんじゃないかと思う。


人間が100パーセント、過去のことを記憶していたら、
それはつらくて、キビシイ(笑)。


僕は人にはいえない苦労もさせられてきたけど、
記憶が時間ととともに、薄まっていくのは、
天や神からのプレゼントだと思った。


もっといえば、僕は記憶力にすぐれていないおけげで、
心の平静を保つことができているのかなと思う。


若いころは、記憶術という本を買って、
いろいろなことを正確に記憶しようとした時期があるけど、
ぜんぜん身についていない。


僕の場合、記憶力がすぐれていると
つらく、悲いことを思い出してしまうので、
弱くしてくれたとしか考えられない。
とても、勝手な、自分に都合のよい考え方かもしれないけどね(笑)。

「忘却の彼方(かなた)」という言葉を思い出した。
いやなこと、苦しいこと、つらいことは、宇宙の彼方のゴミ箱に捨てよう。


過ぎ去ったことは、「生ゴミ」だから・・
それより、今を大事に。
「未来に向かって明るく」がいいね~


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