「心と体」のアンチエイジング

南波龍動が健康と生き方を考える

心もやわらかく、体もやわらかく

何事にも、意気込んで全力で取り組むことは、よいことのように思える。
でも、全力には、心のゆとりがないし、堅さがある。


堅さは、けっこうもろい。
武術でも、堅いと動きが遅いし、
堅いと相手に崩されやすい。


やわらかい方が、相手は攻めにくい。
相手に合わせて動き、負けない状態を保っていくうちに、優勢になることが多い。


やわらかいといっても、すべてがやわらかいわけではない。
体の中に、軸というものをしっかり持つことが大切だ。
それが、中心軸。


武術のエッセンスのひとつに、体に中心軸を作っていくことが挙げられる。
これは時間がかかって、地味な稽古になるが、
中心軸がしっかりしていると、体が小柄でも細身でも強くなれる。


心にも、「遊び」というものがないと、折れやすい。
クルマのハンドルも同じで、必ず「遊び」がある。


僕も昔は、心がカチンカチンだった(笑)。
青年時代は体が弱ったというハンディキャップがあり、
人生の大事な時期を棒に振ったという、敗者感というか、喪失感があった。


だからこそ、必死に頑張るわけだが、
心が固いから、途中でうまくいかないと挫折しやすいことに、
あとになって気がついた。


人生は運命というものがある。
現状を打ち破る気力はとても大事なんだけど、
運命に逆らわないで、調和しながらも、流れを良い方向に変えられることを学んだ。


それには、心がやわらかいことが必要だ。
堅いなら、やわらかくする練習をする。
そんなふうに変えていくこともできる。


心が堅い人は、体も堅い。
体の堅い人は、心も固い。


だから僕は、なるべく毎日、少しでも体を動かすことを心掛けている(笑)。

https://nanba-ryudou.jimdofree.com/

>
ハッピー日記ランキング