「何を食べるか」よりも「誰と食べるか」
世の中には、いろいろな食べ物やメニューがあふれている。
レストランや食事処に行くと、そのメニュー数の多さに、
圧倒されることもしばしばだ。
日本食から中華、洋食、エスニック料理など、街に行くと
実に多くの料理が、簡単に味わえるようになった。
ネット時代だから、行きたい店を楽に探せるようになったことも、
ありがたい。
問題は、誰と行くか(笑)。
いっしょに食事をする行為は、親密度を表すバロメーターともいえる。
仕事関係でも、食事に誘ったり、誘われたり。
食事をするたびに、親しさが深まって、仕事がしやすくなるのは、
ビジネスの世界では、よくあることだ。
プライベートでも、「何を食べるか」よりも、
「誰と食べるか」が大事だと僕は思う。
家族がいれば、毎日、いっしょに食事をするだろう。
仕事や学校の関係で、全員そろってというのは毎回は無理でも、
ほとんどの食事をともにするから、家族といえる。
一人で食事をすることほど、淋しいものはない。
一人暮しだと、一人で食べる「孤食」は避けられないかもしれないし、
それにすっかり慣れて、まったく抵抗を感じない人もいるかもしれない。
でも、ご飯をいっしょに食べる相手がいれば、一人よりもずっと、おいしく感じられるだろう。
たとえ、ご馳走でなくとも、いっしょに食事ができる人がいるというだけで、
幸せだ。
その反対に、どんな豪華な料理でも、気の合わない、嫌いな人と食事をしたら、
免疫力がグンと下がるかもしれない(笑)。
いっしょに食事をする相手を作り、その機会を多くするというのは、
一人暮しの人には、とくに大事なような気がする。
孤独にさなまれることがないよう、ふだんから人間関係に気をつけたいものだ(自戒をこめて)。