親子の縁は一番深いから大事に
この世は、縁によって織りなされている。
親、兄弟、夫婦、親戚、そして知り合いもすべて、
縁があるからこそである。
親子は、一番縁が深い関係だ。
切っても、切れないからこそ、
うまくいけばいいが、こじれると悲惨なことにもなりかねない。
子は、親を選んで生まれくるという。
子どもの魂が天から見ていて、「この親の子になりたい」と思い定めて、子になるらしい。
そんなことはぜんぜん知らないから、
両親に、不平や不満をいうことになる(笑)。
きっと、その両親のもとに生まれ、育つことに魂の大きな意味があるんだと思う。
親の方にも、その子どもを持って育てることで、学びなさいということかもしれない。
そういう魂の修行から考えると、親と子はとても平等な関係になる。親が偉くて、子どもが偉くないというわけでもない。
人間の成長という意味では、親も子どもも同じだ。
子どもは親の所有物ではなく、天からの授かりものだ。
授かりものだから、愛をもって接することが大事なんだろうね。
僕は若いころ、体が悪くて子どもをもてなかったが、
ひとりくらいはぜひとも、欲しかったという思いが強い。
子どもを通しての魂の修行が、僕にはないけれど、
そのほかの修行をいろいろとさせられたので、
今の人生で満足し感謝しないと、バチが当たる(笑)。
人類は、DNAを連綿と残してきたおかげで、繁栄してきた。
それを考えると、子を残すことはとても大事だと思う。
子孫繁栄である。
何らかの事情で子どもをつくれなかったり、
幼くして子を失った親の悲しみや苦しみは、察するに余りある。
でも、これも運命とあきらめるしかない。
また、そういう出来事があったからこそ、気づきや発見があり、
自分の魂も磨かれていくのだと思う。
親子、夫婦、家庭円満が一番の幸せだ。
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