「心と体」のアンチエイジング

南波龍動が健康と生き方を考える

7月は滝修行の季節だった

もう30年も昔のこと、僕は体を治すために滝行をしていた時期がある。
修験道を極め、神通力を持った阿闍梨の先生のもとで、
得度をとったお弟子さんに混じって、参加することを許されていたのだ。


当時の僕は、自分で立っているのも辛いほどの体調の悪さ。
阿闍梨の先生の治療に加え、滝行をしたほうがよいと言われたからだ。


ふつうに考えれば、滝行は夏場でも体の芯から冷え、
上からの強い滝の水の力で、
ムチウチにならないとも限らないほどの危険な滝修行。


阿闍梨の先生や得度をとった先達さんがいなければ、
できない。
狂気の沙汰だ(笑)。


その滝には、龍神さまが来ているそうで、
不思議な体験をいくつもした。


滝に打たれる修行は、不動明王さまの日である毎月、28日。
それに加え、7月は毎日、滝行が行われる。


まだ夜が明けきらないうす暗い早朝、仕事をしながらの滝行は、
キツイのひとことだったが、僕の体はそれからぐんぐん良くなっていった。


神仏の偉大な力を、身をもって体験した。
その後、間もなく阿闍梨の先生はお亡くなりになり、
僕はどこの宗教団体にも入らず、一切の宗教的な活動をしていない。


七月になると、若いころの死ぬ思いで修行した当時のことが、
懐かしく思い出される。


阿闍梨の先生が亡くなられても、僕は神々に救われている。
ありがたいことだ。

https://nanba-ryudou.jimdofree.com/


ハッピー日記ランキング
ハッピー日記ランキング