二宮尊徳の言葉
昭和初期、小学校の校庭に、二宮尊徳(金次郎)の銅像が飾られていた。
背中に薪を背負い、歩きながらでも本を読んで勉強している姿が、
模範とされていたからだ。
朝暗いうちから夜遅くまで汗と泥にまみれて一生懸命働き、
わずかな時間も無駄にせず勉強し、
若くして没落した実家を復興させた。
そればかりか、学んだ知識や技術を生かして、
多くの農村や藩を貧困から救った偉人である。
社会貢献に力を入れ過ぎたばかりに、我が家を省みず、
妻が家を出ていったらしいから、
光と影を見る思いだ。
しかし、その業績が偉大なのは揺るぎがなく、
対人関係についても、次のようなことを言っている。
人々にはそれぞれ長所もあり、短所があるのは仕方がない。
相手の長じているところを友として、
劣っているところは友としてはいけない。
人の短所を捨て、長所を友とするのだ。
大きな心を持って、相手の長所だけを見ないと、
人とは付き合えないことを述べている。
相手の嫌なところを見ちゃうと、付き合いたくなくなる僕と比べると、
やっぱり偉人だと思う(笑)。
ところで、現代の小学校に二宮尊徳の銅像は、あるんでしょうかね~